個人事業主でも会社でも、事業運営に借入金を使うことが多いです。経理処理をするときに借入金の処理は迷うところです。

利息と元本を正しく入力する必要がありますが、毎回明細をチェックするのも面倒です。簡単に処理する方法を紹介します。

借入金の返済の仕訳、2つ

借入金を返済したときの仕訳を2パターン紹介します。どれで処理しても構いません。

振替伝票

1/25に23,715円引き落としされていて、「借入金返済」と書かれていたとします。

この場合の仕訳は、借入金の返済計画表をチェックしながら、利息と元本をチェックして金額を振り分けます。

振替伝票を使って処理します。

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
借入金 22,968円 普通預金 23,715円
支払利息 747円
合計 23,715円 合計 23,715円

これが一番定番の処理方法です。

仕訳を2つに分ける

最終的に残高や損益を正しく計算できればいいので、仕訳は自由です。

例えば、元金均等返済で、元本は毎回22,000円と決まっているなら、次のように仕訳をするのもいいでしょう。

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
借入金 22,968円 普通預金 22,968円
借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
支払利息 968円 普通預金 968円

ただ、この場合、預金通帳には23,715円の引き落としの記録があるのに、預金の総勘定元帳には22,968円と968円と記録されます。

通帳と元帳を見比べたときに、違う数値が記録されているので、気分がよくない人もいるでしょう。

借入金の返済を仕訳入力するときに簡単な方法

経理の担当者は、できるだけ早く正確に仕訳入力を終えることがミッションです。借入金の仕訳入力を簡単にする方法を2つ紹介します。

今の入力方法が面倒だと思っているときはチャレンジしてみてください。

期中は分けずに決算時に分ける

例えば、元利均等返済の場合、通帳には次のように記録されることが多いです。

日付 内容 お預かり金額 お支払い金額
1/25 借入金返済 23,715円
2/25 借入金返済 23,715円
3/25 借入金返済 23,715円

この場合、返済額は毎月一定ですが、元本と利息は毎回違います。

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
借入金 22,968円 普通預金 23,715円
支払利息 747円
合計 23,715円 合計 23,715円

もし、上のような元本と利息を分けた仕訳を作るとき、借入金の返済計画表を毎回チェックしないといけません。

借入金の本数にもよると思いますが、これが意外と面倒だったりします。

もし、面倒なときは、違う方法もアリです。

通帳から引き落とされたときは全額元本返済(または全額利息)として処理します。その後、決算のときに正しく合わせる方法です。

日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
1/25 借入金 22,968円 普通預金 23,715円
2/25 借入金 22,968円 普通預金 23,715円
3/25 借入金 22,968円 普通預金 23,715円

いったん、全額返済と処理。本当は利息と分けないといけないのを分かっていてあえてこう処理しています。

決算のときに、12ヵ月分の利息をまとめて計上します。

日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
決算日 支払利息 1,896円 借入金 1,896円

この方法だと、決算のときに初めて正しい利息と元本に直ります。

本来は、利息は経費、借入金は負債として、税額や利益を見積もるために、正しい数値でやったほうがいいです。

でも、確定申告や決算のときにまとめて処理するスタイルなら、わざわざ元本と利息に毎月分けなくても最終値が合えばOK。

弥生会計の借入金管理機能

もし、会計ソフトの弥生会計を使っている場合、借入金管理機能を使ってみると、返済計画表を毎回見なくてもOKです。

詳しくは別の記事にまとめたので、こちらでご確認ください。(作成中)

借入金の返済の仕訳、まとめ

借入金の返済の仕訳について書いてきました。返済計画表をチェックしながら入力するのが原則ですが、面倒なときは無理に毎回やる必要はありません。

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