ゆうちょ銀行の取引明細を弥生会計に取り込む方法を説明します。ATMの数が圧倒的に多く、手数料も安いゆうちょ銀行。ビジネスで使っている会社や個人事業主も多いです。そんなゆうちょ銀行の明細を弥生会計に上手に取り込み、仕訳入力の時間を短縮する工夫をお伝えします。

ゆうちょ銀行の取引明細を弥生会計に取り込む方法

早速本題です。ゆうちょ銀行の取引明細を弥生会計に取り込む方法を説明します。ゆうちょダイレクトからCSVファイルをダウンロード、CSVファイルを加工、弥生会計で取り込み、この流れとなります。CSVファイルの加工が少し難しく感じるかもしれませんが、一度がんばれば、2回目以降はコピペの繰り返しです。

ゆうちょダイレクトから明細をダウンロードする

ゆうちょ銀行の公式サイトに詳しい方法が記載されていますので、CSV形式の明細をダウンロードしてください。
ゆうちょダイレクト(公式)

ゆうちょ取り込み専用エクセルテンプレートを準備する

弥生会計に取り込みするには、弥生インポート形式に整えた上で取り込みする必要があります。弥生安心サポートに有料で加入すると「スマート取り込み」というサービスを使えますが、今回は「スマート取り込み」は使わない方法を紹介します。一度しっかり設定すればずっと無料です。

ゆうちょのCSVファイルの内容を確認する

ゆうちょからダウンロードした預金口座のCSVファイルを開くと次の内容が記載されています。(説明用に加工したので日付がおかしいですがご容赦ください)

上から7行までは、残高や期間といった内容です。9行目から具体的な取引が記載されています。

弥生会計への取り込みを考えたときに、弥生会計に必要な情報は次のとおりです。

・取引日 → 「4.取引日付」
・受入金額 → 「9.借方金額」、「15.貸方金額」
・払出金額 → 「9.借方金額」、「15.貸方金額」
・詳細1 → 「17.摘要」
・詳細2 → 「17.摘要」

4や9といった番号は、弥生会計へのインポート時に必要となる項目の番号です。

1.識別フラグ
2.伝票
3.決算
4.取引日付
5.借方勘定科目
6.借方補助科目
7.借方部門
8.借方税区分
9.借方金額
10.借方税金額
11.貸方勘定科目
12.貸方補助科目
13.貸方部門
14.貸方税区分
15.貸方金額
16.貸方税金額
17.摘要
18.番号
19.期日
20.タイプ
21.生成元
22.仕訳メモ
23.付箋1
24.付箋2
25.調整

シートを増やして預金口座データを貼り付ける

弥生会計インポート形式にシート(Sheet2)を追加します。

Sheet2の左上にゆうちょ銀行のCSVデータを貼り付けておきます。

「4.日付」

ゆうちょCSVの日付は加工する必要がないので、インポート形式にそのまま紐付けします。Sheet2のA9セルと弥生インポート形式セルのD3をイコールで繋ぐだけです。

2つ目以降の取引も同じです。

もし、ジャパンネット銀行のように、年と月と日がバラバラになっている銀行預金の場合は、DATE関数で直してあげる必要があります。

「9.借方金額」、「15.貸方金額」

借方も貸方も同じ金額が入ってきます。これはIF関数で紐付けします。

「9.借方金額」のI3セルには次のように設定します。

=IF(Sheet2!C9=””,Sheet2!D9,Sheet2!C9)

・ゆうちょ銀行CSVの「受入金額」に数字がなければ、「払出金額」を表示する。
・「受入金額」に数字があれば「受入金額」を表示する。

直訳すると難しく見えますが、「払出金額と受入金額のどっちかを表示する」という意味です。関数の意味より、正しく数字が表示されているかどうかを確認することが大事です。

なお、「15.貸方金額」は借方金額と同額にすればいいので、「=」で繋げばOKです。

「17.摘要」

預金口座CSVには「詳細1」「詳細2」と分かれているので、これを合わせて「17.摘要に」表示する方式とします。


=Sheet2!E9&”/”&Sheet2!F9

上の関数は、「詳細1」と「詳細2」の間に「/」を入れて繋ぐという意味です。入力すると、次のように表示されます。ガスが2回出てくるので、きれいな表示ではありませんが、意味が分かるので問題はないでしょう。

面倒な関数を使いたくないときは、「詳細1」「詳細2」のどちらかとイコールで繋いで表示させればいいです。このあたりは好みで決めてください。

「5.借方勘定科目」「8.借方税区分」「11.貸方勘定科目」「14.貸方税区分」

残り4つが難しいです。ゆうちょ銀行の取引明細だけでなく、オンラインバンキングすべてのCSVで同じ設定となります。

↓出金か入金かに応じて勘定科目を呼び出す
工事中

↓摘要から相手勘定科目を呼び出す

↓勘定科目に応じた税区分を呼び出す

この3つの記事を見ながら設定してみてください。記事は3つに分かれていますが、大したことはありません。

ゆうちょ取り込み専用テンプレートが出来上がってからインポートするまでの流れ

今まで見てきたとおり、ゆうちょ銀行専用取り込みテンプレートが出来上がると、最終的に弥生会計への取り込みは次のとおりとなります。

1.ゆうちょ銀行から預金口座CSVをダウンロード
   ↓
2.専用テンプレートにデータを貼り付ける
   ↓
3.インポート形式にデータが連動する
   ↓
4.CSVファイルを保管する
   ↓
5.弥生会計に取り込む、必要に応じて修正

↓2の貼り付け作業のイメージ

↓3のデータ連動のイメージ

すごく楽になると思いませんか?

ゆうちょ銀行の取引明細を弥生会計に取り込む方法、まとめ

ゆうちょ銀行の取引明細を弥生会計に取り込むには、弥生インポート形式に合わせたエクセルテンプレートの作り込みが大事です。ちょっと難しく感じるかもしれませんが、最初に1回きっちり作ってしまえば、あとは単なる取り込みです。ゆうちょ銀行に限らず、預金通帳を見ながら弥生会計に入力するのをやめるだけでかなり経理が楽になるはずです。

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