弥生会計には振替伝票という機能があります。この使い方がよく分からないという質問も多いです。そこで、振替伝票の具体的な入力方法を説明します。コピーを駆使するとそれなりに楽できるようになります。

弥生会計の振替伝票の使い方「どんなときに使う?」


↑振替伝票の画面(勘定科目5つ)

弥生会計の振替伝票、使い方はいろいろあります。簿記でいうところの、勘定科目が3以上になるときに使います。具体例を見たほうが早いので、定番の振替伝票例を紹介します。

給与

月給が30万円のとき、30万円から源泉所得税や社会保険料を天引きして振り込みます。そうすると、「給与手当」「社会保険料」「預り金(源泉)」「普通預金」と4つの勘定科目を使います。

振替伝票を弥生会計に登録する方法などは、本記事の下のほうで紹介しています。

借入金返済

銀行からお金を借りていると、毎月一定日に引き落とされます。通帳から52167円引き落とされていても、元本が50000円で利息が2167円なら、振替伝票は次のとおりです。

クレジットカード払い

クレジットカードの明細には、「4月分の合計45682円」のように記載されています。実際には、「アスクルの文具24555円」「ドコモ携帯電話12328円」「東京電力8799円」と内訳があります。こんなときも振替伝票を使った入力が一般的です。

クレジットカードは経理効率化と相性がいいです。上手に使いこなしましょう。

売上の入金

例えば、216000円の請求書を送ったら、振込手数料540円を引かれた215460円が入金されるときも振替伝票の出番です。

ちょっと特殊ですが、司法書士や自動車整備業だと、法務局や車検場に払う税金部分を預かるので、売上代金の回収仕訳はすべて振替伝票ということもあります。会計ソフトへの入力の手間を省ける具体的な方法を別記事にしたので、読んでみてください。

司法書士業でなくても、エクセルで管理している情報があるなら、会計ソフトに取り込めないかどうか検討してみることをオススメします。

弥生会計での振替伝票の使い方と入力方法【登録&コピー】

弥生会計での振替伝票の使い方、具体的には次の手順で使っていきます。よく使うパターンの登録、振替伝票のコピー、このあたりが分かれば基本の入力方法をマスターしたといえるでしょう。

よく使う振替伝票のパターンを登録する

まずは、よく使う振替伝票のパターンを弥生会計に登録します。先ほど見てきた例のうち、「給与」の登録方法を説明します。

月額30万円、天引きする社会保険料や源泉所得税も変わらないなら、金額も登録してしまいます。

↓管理画面の「設定」「取引辞書」「伝票辞書」をクリックします。

↓デフォルト状態だと、弥生会計がいろいろ登録してくれていますが、邪魔になるだけなので消しちゃいましょう。

↓ここからが登録方法です。左のに「新規作成」をクリックすれば登録開始です。取引名から仕訳例まで入力しましょう。

今回は、社会保険や源泉所得税が毎月変わらないケースなので、金額も固定しました。残業代などで毎月変動がある場合は金額は空欄にしておきましょう。

↓振替伝票の登録完了後

↓次に「帳簿・伝票」から「振替伝票」の画面に移動します。

「日付」が正しいことを確認した上で、右上の伝票辞書から呼び出します。呼び出された振替伝票に修正がなければ、そのまま右上の登録を押せば完了です。

伝票辞書に登録していなくてもコピーできる

先ほど確認したのは、伝票辞書から呼び出す方法でした。伝票辞書に登録しなくても、簡単にコピーすることもできます。

↓コピーしたい振替伝票が表示されている状態で、メニューの「編集」から「伝票の複製」を選択します。

↓そうすると、コピーされるので、あとは日付や内容を変えればOKです。

弥生会計の振替伝票はオススメしない。取り込みに不便だから

今まで、振替伝票の使い方を説明してきましたが、経理を楽にする目線からは弥生会計で振替伝票を使わないほうがいいケースもたくさんあります。特にクレジットカードは振替伝票でも作業が面倒です。

振替伝票はインポートが難しい

会計ソフトの入力を効率的に進めるには、エクセルからのインポートを活用することです。

弥生会計の振替伝票をインポートすることもできますが、設定が面倒です。振替伝票を分解してインポートすることがオススメです。

クレジットカードで振替伝票を使うときの入力方法

クレジットカードで振替伝票を使うときは、次の流れとなります。伝票辞書を使わずにコピーする方法で説明します。

・振替伝票をコピーする(4月を5月分にコピー)

・内容を修正する

面倒なのは、金額や内容が毎月違う点です。サンプルでも青丸を全部手入力していますから、コピーしたから楽になるのは、ほんの一部だけです。

毎月の引き落とし(電気など)・・・日付と金額を手入力
ネットやお店での買い物・・・日付も金額も摘要も勘定科目も手入力

サンプルは、取引量が6行なのでたいした手間ではないと感じるところですが、カード払い中心だと何十行にもなるので、かなり面倒な作業となります。

実は、ここからが本当に伝えたいポイントです。クレジットカード取引を弥生会計に入力するときに、振替伝票を使わないことをオススメします。

クレジットカード会社のCSV明細が取り込めれば、「日付」「摘要」「金額」は100%、「勘定科目」は80%は自動化することができます。

コツは振替伝票を使わないことです。この記事で説明してきたことと逆になります。

↓基本編

↓応用編

弥生会計の振替伝票の使い方。コピーを使えば楽?

弥生会計での振替伝票の使い方を説明しました。コピー(伝票の複製)を使えば、摘要や勘定科目の設定ではそれなりに楽できますが、それでもまだ手入力しないといけないところが多いです。振替伝票の使わないほうが経理が楽になる人も多いので、振替伝票から離れることも考えてみてください。