クレジットカード払いの取引を仕訳入力するとき、勘定科目は何を使っていますか?未払金、役員借入金、事業主借など、勘定科目は何を使っても構いません。もし、経理を楽にしたいと思うなら、クレジットカードの名前そのものを勘定科目に設定してみてはいかがでしょうか?freeeなどのクラウド会計ソフトも同じ方式です。

クレジットカードの勘定科目、常識的には「未払金」を使う


↑未払金の元帳

簿記の本などを見ると、会計処理は次のように書いてあることが多いです。

クレジットカードで買い物したとき・・・「〇〇費/未払金

クレジットカード代金が引き落とし時・・・「未払金/普通預金」

簿記の世界では、これが正しいやり方なので、会計ソフトにこのように入力している会社や個人事業主が大多数です。もちろん、税理士事務所でもこのように仕訳入力します。

ここで、考えてほしいことが1点。「未払金」という勘定科目はこのクレジットカード以外にも使っていませんか?

・クレジットカード以外にも仕入や外注費や経費で未払金を使っている
・クレカA、クレカBで未払金を使っている

もし、一つのクレジットカード専用でないと、未払金の消し込みなどの面倒な作業が出る可能性が高くなります。

「補助科目を使っていれば、未払金で集計しても問題ないのでは?」

もちろん、補助科目を設定するのもいいですが、いろいろと面倒なことが残ります。

・補助元帳を開けて確認しないといけない・・・
・補助科目を間違って選んだら残高がズレる・・・
・補助を設定していないと「指定なし」に集計される・・・

どれも想像しただけでイライラするものばかりです。

経理に慣れている人、時間がある人なら、この問題は出ないと思うのでこれでいいかもしれませんが。

クレジットカードの勘定科目「カード名」で科目を増やす工夫

このサイトのコンセプトは経理をゼロに近づけることです。クレジットカードについては、freeeなどのクラウド会計ソフトで取り込むか、弥生会計に取り込むことをオススメしています。どちらにしても、手作業を減らして機械に任せるやり方です。この場合、クレジットカードの勘定科目は未払金を使わずにクレジットカード名を使うと便利なのです。

会計ソフトfreeeは勘定科目がクレジットカード名に自動で設定される

クラウド会計ソフトfreee、預金口座やクレジットカードのデータを引っ張って仕訳を作成してくれるので、利用者が急増しています。

実際に、アメックスカードの明細をfreeeに紐付けすると、次のように仕訳を作ってくれます。

アメリカンエクスプレスという名前で勘定科目を作ってくれて、ここにアメックスカードの取引を集計していく仕組みです。

この場合、あとで試算表(貸借対照表)を見ても、アメリカンエクスプレスという科目が見えます。

簿記の原則からすれば、「未払金」を使うべきですが、残高管理の面からクレジットカードごとに分けたほうがいいという判断だということが分かります。

よかったら、ご自身で試してみてください。無料プランなら課金されずに機能を試すことができます。




無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」

今まで使い慣れた弥生会計などのソフトがいい場合でも、freeeと同じように勘定科目でクレジットカード名を使う方法が便利です。

弥生会計でクレジットカード名の勘定科目を使う

弥生会計はすべて手入力するかのイメージがなんとなくありますが、そうではありません。freeeのように預金口座やクレジットカード明細のデータを引っ張って取り込めます。

「取り込みって何???」と感じたときは、こちらを先にご覧になってください。

弥生会計でクレジットカード名の勘定科目を設定する方法を見ていきましょう。

まずは、勘定科目の設定からです。弥生会計の「取引」から「科目設定」を選択します。

次に、流動負債の「未払金」あたりにカーソルを合わせて、左上の「勘定作成」を押します。

勘定科目名を決めてOKを押せば、クレジットカード名の勘定科目が出来上がります。今回は、「アメックス」としました。

↓アメックスが加わりました

ここまで設定できれば、預金口座やクレジットカード明細のCSVデータの取り込みを次のようにやります。

アメックスカード払い・・・〇〇費/アメックス
カード代金引き落とし・・・アメックス/普通預金

もう次のようなことをしなくていいです。

未払金の消し込み作業
補助科目の設定
補助科目の残高チェック
経理に使う時間が短くなります。

クレジットカードの取り込みや預金口座の取り込みなどは、最初は大変かもしれませんが、慣れればコピペばかりです。ぜひ試してみてくださいね。

↓クレジットカード取り込みの基本

↓預金口座取り込みの基本

↓預金&クレジットカード共通の応用


↓ゆうちょ&ジャパンネットで実践


クレジットカード名の勘定科目を作る、まとめ

クレジットカードは未払金で集計することが世間常識とされています。しかし、未払金にはクレジットカード以外の取引も混在するので、残高の管理が面倒です。経理を楽にしたいのであれば、簿記の原則から外れてクレジットカード名の勘定科目を作ってみることをオススメします。